スプレッド取引におけるツールとベター戦略

現在のトレード環境はデスクトップPCにモニター2枚です。モニターを何枚も使うトレードに憧れていた事もありますが、スキャルピングのような事をやるわけでもなくモニター2枚で充分だと思っていました。
しかし、オプション取引においては、ミニとオプション、あるいはコールとプット、期近と期先など組み合わせて取引する事が多いと思います。この場合、片側だけ決済し、片側が残ってしまうと大変な事になってしまう場合があります。両方ともできれば同時に決済したい。指値あるいは逆指値をして待っているだけだと片側決済だけになる可能性もあります。従って、どうしても板を見ながら発注する事になります。板を複数並べて板画面から直接発注できるツールであれば対応できますが、楽天証券のマーケットスピードⅡは出来ますがSBI証券にはこれらのツールが今のところないようです。SBI証券では特殊注文ができますが、楽天証券はできないのでSBI証券に移ったわけですが、どちらも一長一短ありました。
ところで、スプレッド取引に限らず株式やオプションは言わばオークションのような形式になっていますが、ゲーム理論で言うところの第二価格オークションではありません。第二価格オークションでは落札者が支払う金額が二番目の入札者の価格になり、自分の入札した価格よりも安い金額を支払うのでその分が利得になるという説明がされます。
しかし、通常はこのような形式ではなく、株式やオプションでは言わば逆に自分の希望する価格よりも多少高い価格で買わされたり、安い価格で売らされることを余儀なくされる事が多いです。言い方を変えるとできれば提示されている価格よりも下の価格で買いたいけど、今すぐ欲しい場合は多少高くても構わないという感じでしょうか。
オプション取引におけるスプレッド取引、組み合わせの取引においては最低でも2つの銘柄を取引することになり、もし2つとも不利な価格で約定するとそれだけコストがかかってきますよね。なのでできるだけ有利な価格で約定させたいものですが、そうそううまくいきません。
片方はうまくいっても、もう一方が逆にかなり不利になったり、両方とも希望価格に到達するまで待っていたらタイミングを逸してしまったり、二兎を追う者は一兎をも得ず状態になることも多いです。
第二価格オークションでは、結局のところ自分の希望する価格を入札価格にすることがもっともよい戦略とされますが、オプションのスプレッド取引ではどうでしょうか?
稀に片方だけ約定し、もう一方が未約定で残ってもその未約定がかなり有利な価格で後で約定することもありますが、逆にかなり不利な価格になる事もあります。
また、ロングの場合は売り板にぶつけ、ショートの場合は買い板にぶつけてとにかく約定を優先させる場合はある意味第二価格オークションと逆に常にコストがかかっている状態とも言えます。
それを避けるために自分の希望する価格で指して待つという事をやるわけですが、前述の如く下手をすると余計にコストがかかる事もあるわけです。
そうなると結局板にぶつけるやり方が無難という事に落ち着きそうです。
となると、できるだけ板を見ながら同時に発注したいので、発注画面は少なくとも2つ同時に開いておきたいです。
現在は1枚は楽天RSSと連動したエクセルのポジション画面を開いておき、もう1枚はSBIのツールを開いて発注しています。ブラウザを使って発注するとしてもやはりもう1枚モニターが欲しいと思いましたが、どうせならノートPCでハイパーSBIをもう一つ起動して発注するほうが早いのかなと思いノートPCを買おうかなと思いましたが、お金がありませんでしたね。。。

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